「不変と革新」

シマブンコーポレーション

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「とりあえずやってみよか」

トルコでの世界鉄鋼半製品会議で「出席者らとの情報交換で成果があった」・・・と木谷社長
シマブンコーポレーションの木谷謙介社長は、2010年にスローガンとして掲げた「とりあえずやってみよか」の精神が成果を上げつつあることを実感している。1909年(明42)に島田商店として神戸で創業し、今年、103周年を迎えた。200周年を目指して「特に『挑戦と成長』をテーマに、全社員が全事業の営業をできるぐらいのチャレンジを心がけている」(木谷社長)。これを実践する根底にこのスローガンがある。

 


神鋼と密接

鉄スクラップやそのリサイクルなどの事業で成長。神戸製鋼所と密接な関係を築いてきた。鉄スクラップや鋼材の加工・販売だけではなく、大手鉄鋼メーカーの生産ライン請負業務、建設機械のメーンパーツ製作などに事業を拡大した。
 
今年、M&A(合併・買収)で子会社化した船舶解体の宮地サルベージ(香川県多度津町)は、青函連絡船「羊蹄丸」の解体を手掛けている。シマブンの新規事業として注目されている。

提案型に挑戦

社風は家族的で風通しが良いこと。スクラップの売買では多くの企業と取引している。半面、木谷社長は取引先の固定化、営業面でともすれば待ちの姿勢になることを懸念してきた。
 
このため、提案型営業に挑戦するように呼び掛けている。指示待ちではなく、全社員が各事業についての意見を社内・取引先に出せるような雰囲気づくりにも心がけている。
 
中核事業の鉄スクラップ事業は一段と国際化が進むと見られる。木谷社長は10月にトルコ・イスタンブールで開かれた「世界鉄鋼半製品マーケット会議」に出席し、日本をはじめとする各国市場の需要と供給について発言した。シマブンが世界市場での生き残りをかけて新規マーケットの開拓に取り組むこともアピールした。
 
木谷社長は「各国の出席者らとの情報交換でも成果があった」と振り返る。海外での加工拠点展開についても前向きに検討。取引先である鉄鋼メーカーなどの海外展開に応じ、営業面でも新たな加工法などを提案する考えだ。

コア技術軸に

「200年目を迎えたいのであれば、現在と全く同じ商売ということはありえない」。木谷社長はこう強調する。現時点で、どの事業が残るのかを見極めるのは難しいが、コア技術である鉄リサイクル関連、培ってきた生産管理の手法を核にして挑戦を続ける。
 
社員には情報量を増やすように呼び掛けている。取引先を広げ、商談の中から顧客のニーズを受け止める。こうした中から新事業が生まれる可能性が見えてくる。木谷社長が国際会議に出席するのも「まず行って話さないとニーズはわからない」からだ。


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