「100年経営の会」とは

ご挨拶

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閉塞感を打開する原動力に

昨年おこった東日本大震災で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
未曾有の天災は、わが国の産業界にも甚大な打撃を与えることと思われます。しかし、私たちはこの国難ともいえる事態に決然と立ち上がらなければなりません。


わが国の産業界は、関東大震災をはじめ、多くの天災に見舞われながらもこれを乗り越えて発展を続け、また敗戦に伴う壊滅的な打撃や二度の石油危機の被害などを克服して不死鳥のごとく蘇ってきました。20世紀後半から奇跡の復興を遂げ、世界第2位の経済大国になるなど、アジアの新興国のモデルとなる経済成長を実現してきました。その主たる原動力となったのは、幾多の試練を乗り越えてきた創業100年を超える長寿企業であり、その経営手法を手本とした新興企業であります。
日本企業の多くに共通する「長期的な企業の存続を重視する経営」は、世界に誇れる企業価値であると考えます。わが国には、創業100年以上の長寿企業が世界の半数を超える2万5000社以上あるうえ、創業60年を超える企業は枚挙にいとまがありません。これらの企業にはいくつかの共通点があります。長期的な経営視点を持ち、時代環境を読み取り不断の革新を繰り返してきたこと、短期的な利益の極大化よりも長期的な利益の増大を重視すること、何よりも顧客を大事にし、商品のブランドや企業のアイデンティティーを重視すること、従業員を大切な資産だと考え長期雇用を基本とすること、株主はもとより顧客、従業員、地域社会などのステークホルダーにもバランスよく配慮することなどであります。これらは、「日本的経営」と称されることも多いのですが、欧米、アジアの優良企業、長寿企業にも共通するものです。
今こそ私たちは、こうした原点に立ち返り、日本の産業を復活させ、先達が築いてきた経営のあり方を次の世代にも引き継いでいかなければなりません。また、その経営手法は世界に広げていく価値のあるものだと考えます。
そこで、長期的な企業の存続を重視する企業で結成する「100年経営の会」を発足させることといたしました。長期持続経営を新たな企業価値として体系化し、国内外に発信することを目的としております。また、長期持続経営を実践し、またそれを目指す企業の交流の場としてさらなる経営強化を図り、ひいては日本経済の閉塞感を打開する原動力にできればと考えております。

100年経営の会 会長
北畑 隆生


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